pFとは?
土の中の水が土の毛管力によってひきつけられている強さの程度を表す値です。
簡単に言うと土の湿り具合。
pFメータとは?
植物が土の中の水分を吸い上げるのに必要な力を測る測定器です。
このように土に挿して測定します
十分に水を含んでいる土の場合、pF値は低く植物の根が水を吸いやすいことを示しています。
逆に土が乾燥してくるとpF値は高くなり、水を吸い上げるには強い力が必要となります。
畑地の場合、通常pF値は1、5〜2、7で、これ以下では水分過多となり、これ以上では水分不足となります。
pFメータでは、植物がストレスを持たないpF1、7〜2、3を適正範囲として〔緑色〕としています。
この日実験農場では、連日雨が降っていましたので、pF値は黄色と緑の中間ちょうど1、7でしたので、適正ですが少し水分過多の状態ですね。
露地栽培だと天候に左右されますが、ハウス栽培だとこのpF値を見ながら潅水すると、より適切な水分管理ができるということです。
例えば、メロンの場合
1、定植活着期 → pF2、0前後
2、交配後 → pF2、4付近
3、ネット発生始め〜完成期 → pF2、4〜2、7以上
4、成熟期 → pF2、5〜2、7
と成長に伴い潅水量を増やすそうです。
そして収穫1週間くらい前から水切りをして糖度を上げるそうです。
以下、その他の作物の参考資料です。
ちょっと今日はマニアックな話になりましたね。
次回はもっとマニアックになると思いますが、
知っておくと便利なので、しばらくお付き合いください。
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