北海道出張等で、圃場に5日間行けませんでしたので、
先日試験的に植えた裂石圃場の苗に水やりができず、枯れていないか心配でした。
朝早く祈りながら現場に到着したら、苗は元気に育ってました(良かった!!)
施肥でカバーしているので、保水力はいいようです。
しかし、予想に反して「ほったらかし農法」なのに草が多い。
よく見ると試験的に4列の畝のライフライトミックスの施肥の厚みを、
それぞれ変えてみたのだけど、明らかな結果の差が出ている。
以下4タイプの畝の写真
一番薄くやったところ
約1㎝厚みのところ
約2㎝厚みのところ
約3㎝厚みのところ(畝幅45㎝)ここはほとんど草は出てない!
見事に差が違う。
ということは、少なくとも「ほったらかし」で楽しようと思ったら、
最低でも3㎝以上の施肥をするといいでしょう。
そうすると、肥料代もかかるので、畝幅は狭くして厚みを増す方法がいいかと思われます。
次に草の種類ですが、
一番繁茂していたのがこれ
イヌホウズキ
外来種の繁殖力の強いやつ。
ツユクサ
ヨモギ
他にスギナ
まぁこれらは、人間の都合で雑草と呼んでいるだけですが、ちなみに
以下、昭和天皇の話、お釈迦様の悟りの話
「雑草という草はない。どんな草にも必ず名前がある。」 http://www3.omn.ne.jp/~imanari/howa-jusyokuaisatu.htm
昭和天皇が留守中に、お住まいの庭の草を刈った侍従の入江相政に天皇は尋ねられた。
「どうして草を刈ったのかね?」
入江は、ほめられると思って、
「雑草が生い茂って参りましたので、一部お刈りしました。」
と答えた。すると天皇は、
「雑草という草はない。どんな植物でもみな名前があって、それぞれ自分の好きな場所
で生を営んでいる。人間の一方的な考え方で、これを雑草として決め付けてしまうのは
いけない。注意するように。」
と諭された。 (入江相政「宮中侍従物語」)
お釈迦様は、12月8日、明けの明星が光ったときにお悟りを開かれ、
「心あるものも無いものも、同時に道を成就している。草も木も大地もことごとく
皆仏となっている。(有情非情同時成仏、草木国土悉皆成仏)」
と説かれた。
「ほったらかし」でない! と文句を言いながら
手でひたすら草とり。
終わったら指先が黄色くなっていた。
表面にマルチした「オーガニックライト」の成分だろう。
でも、次回は施肥の厚みがわかったので一歩進歩した。
こうやって、試してみないとわからないことが、
世の中にもたくさんありますね。
最近のコメント